Author Archives: 田中 宣子

About 田中 宣子

シーツjp店長。上級睡眠健康指導士(認定登録番号 第662号)。 専門分野の、快眠のための寝具の販売、及び、ご相談、ホームファニシング、インテリア販売に、1994年から従事。1923年創業の弊社の店舗にて、対面で23年間、お客さまにぐっすり眠れるための寝具のコンサルティング、ご提案、販売を担当。その経験を活かし、現在は、オンラインにて気持ちよく眠っていただくための、ベッド用寝具の販売、ご提案、ご相談に注力。 前職は、米国の航空会社のマーケティング部アジア統括スーパーバイザー。お客さまが快適で安全な空の旅を楽しんでいただくための仕事に従事。 たずさわるすべての方々とそのご家族が、ぐっすりと気持ち良く眠り、心地良く目覚め、活力いっぱいに、毎日をお幸せにお過ごしいただけるよう、仕事をしています。 ぐっすり気持ちよく眠るための寝具のご相談は、お気軽にお寄せください。

シングルとセミダブルベッドを並べて1枚で包めるシーツはありますか?

シングルとセミダブルベッドを並べて1枚で包めるシーツはありますか?

シングルとセミダブルベッドを並べて1枚で包めるシーツはありますか?

はい。シングルベッドとセミダブルベッドを2つを並べて、2台のマットレスを一緒にくるめる、幅 220cm x 丈 200cm サイズのボックスシーツがございます。シングルとセミダブルを2台並べて、大きいベッドとしてお使いいただけます。

シングルとセミダブルを並べるサイズ 220x200cm 超長綿ボックスシーツ

シングルとセミダブルのマットを並べて、1台としてお使いいただけるボックスシーツ

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寝室のスペースの有効活用をしながら、ゆったりと、贅沢な気分でお休みになりたい方に、喜んでお使いいただいております。

厚めのマット用まで、3タイプのマチからお選びいただけます

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お使いのベッドマットレスの厚みにあうように、マチ30、マチ40、マチ45 の3サイズご用意いたしております。お使いのマットレスの厚みに合わせてサイズをお選びいただけます。

肌触りの良い綿サテン織に仕上げましたので、滑らかなシーツの上の、気持ち良い寝心地をお楽しみくださいませ。

ただいま、すぐにお届けいたしております。

シングルとセミダブル連結 ファミリーサイズ220cm幅 超長綿サテン織りボックスシーツ

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シングルとセミダブルを2つ並べるサイズ 220×200

夏から秋の寝具の衣替えの方法とコツ

夏から秋の寝具の衣替えの方法とコツ

夏から秋の寝具の衣替えの方法とコツ

夏の終わりから秋は、暑さが残ったり、急に冷える夜があったりして、快眠のための適切な寝具選びが難しい時期です。ここでは、夏から秋の寝具の衣替えの方法とコツを、夏に使った寝具のしまい方、と、秋におすすめの快眠寝具の準備、に分けてお伝えします。

目次

夏に使った寝具のお手入れとしまい方

秋の寝具の衣替えでは、夏に使った寝具のお手入れと片づけから始めましょう。

具体的には、暑い夏に、汗をたっぷり吸った夏用寝具の洗濯、乾燥、と収納です。

下記のリストは、夏だけに使い、秋にはしまう寝具です。これらの寝具は、天気の良い日に洗濯し、しっかりと乾燥をさせてから、収納します。来年の夏まで使いませんので、収納場所は、押し入れやクローゼットの、頻繁に使う物の出し入れに邪魔にならない場所に保管します。

保管の際、ダウンケット以外の寝具は、(もしくは、羽毛が使われている寝具以外)圧縮袋を使うと、コンパクトに収納いただけます。

夏だけに使い、秋にはしまう寝具のリスト

  • 夏用洗えるダウンケット、肌掛け布団、麻の掛け布団
  • タオルケット
  • 夏用ひんやり敷きパッド
  • 夏用ひんやりシーツ
  • 夏用ひんやりピローパッド

次のリストは、秋も使います。夏の間に汗の湿気をたっぷり含み、汚れていますので、一度清潔な状態にしましょう。洗える寝具は、洗濯して乾燥、洗えない寝具は、天気の良い日に、干して湿気を発散させます。

夏の終わりにお手入れをして、秋も使う寝具のリスト

  • 羽毛肌掛け布団(ダウンケット)
  • 綿毛布
  • シーツ
  • 掛け布団カバー
  • ピロケース
  • ベッドパッド
  • 敷きパッド
  • 敷き布団、健康マットレス
  • 寝具用湿気取りシート

洗えるベッドパッドや敷きパッドは、洗濯をして、しっかりと乾燥させて、秋からまたお使いくださいませ。ベッドパッドの洗い方

ベッドに使う、洗えないタイプのベッドパッドや健康マットレスは、ベッドから外し、ベッドパッドは布団干しなどに掛け、健康マットレスは、立てかけるなどして、湿気を十分に発散させてください。湿気がこもったままですと、秋の長雨など湿気が多い季節に、カビが発生し、不衛生になってしまうからです。なにより、じめっとした寝具は、寝心地の悪いものです。

寝具用の湿気取りシートをお使いの方は、一度はずして、干して、乾燥させてください。湿気のチェッカーがついている湿気取りシートの場合は、吸湿具合をチェックして、必要があれば、干して乾燥をさせてください。秋も湿気の多い季節ですので、乾燥後、再度、敷き寝具の下にセットしてお使いください。

秋に使う寝具の準備

ここからは、寝具の種類別に、秋におすすめの寝具を順にお伝えします。

秋は、夜の気温が急に下がる季節です。9月に入ったら、秋の寝具を使える状態に準備をしておきましょう。

秋におすすめの掛け布団

  • 2枚合わせのデュエット掛け布団の、厚めのほうの掛け布団
  • 中厚タイプの合い掛け布団
  • ダウンケット(0.4、0.5kg以上のもの)
  • シルク(真綿)掛け布団
  • 薄手のダウンケット(0.3kg)と綿毛布の組み合わせ

上記が、秋におすすめの掛け布団です。収納してあった掛け布団をお使いになる場合は、使う前に陰干しをしましょう。収納時の湿気が発散されます。収納時にこもりがちな、においによる不快さも解消され、快適にお使いいただけます。

最近人気の、2枚合わせの掛け布団をお使いの方は、秋は、厚手のほうの掛け布団を、1枚でお使いになると快適です。夏の間は、薄手のほうの掛け布団を1枚でお使いでらしたことと思います。入れ替えて、お使いください。

秋の気温に最適で、体に良く、質の良い睡眠をとっていただけるのは、シルク100%の真綿の掛け布団です。1.0kg程度の厚みの真綿の掛け布団が、寒くなり始めの季節にはおすすめです。シルクの真綿布団は、体を優しく保温し、シルクの特質で、リラックス効果があり、また、セリシンという成分が、肌をスベスベにし、ぐっすりと心地よくお休みいただけます。シルク(絹100%)の掛け布団カバーを掛けていただくと、より一層効果を実感していただけます。

秋におすすめの敷きパッド

敷き布団や、快眠マットレス、ベッドなどは、特に秋用に変える必要はありません。その上に敷く敷きパッドの、秋のおすすめをお伝えします。

  • マイヤーパイルの敷きパッド
  • シンカーパイルの敷きパッド
  • シルクの敷きパッド

秋は、暑さ対策の必要な夏や、寒さ対策の必要な冬と異なり、敷きパッドの必要性はあまりありません。ただ、秋は、湿気の多い季節でもありますので、寝汗の多い方は、やわらかなタオル地のマイヤーパイルやシンカーパイルの敷きパッドをお使いになることをおすすめします。敷き布団やベッドに湿気がこもることを防ぐことができます。

シルクの敷きパッドは、湿気の吸収と放湿力が高く、肌に接触することでリラックス効果もありますので、眠りの質を高めたい方におすすめです。

秋におすすめのシーツやカバー

秋は、シーツやカバーも、敷きパッド同様、寒さ対策のあったかタイプは、まだ必要のない季節です。秋には、綿やシルク、パイルやタオルのシーツやカバーをおすすめします。

夏の疲れで体調を崩しやすい季節です。肌触りの良いシーツやカバーをお選びになると、触感によるリラックス効果で、ぐっすりと深い睡眠で、心地よくお休みいただけます。

秋色のシーツやカバーもおすすめ

寝室を秋らしく演出するのもおすすめです。

掛け布団カバーや、ピロケースを、少し濃い目の色合いに変えてみてください。具体的には、ベージュ、グリーン、テラコッタ、少し色の濃いブルーやピンクなどです。季節に合わせたベッドリネン(掛け布団カバーやピロケース、シーツなど)をそろえることは、気持ちが豊かになり、生活が楽しくなるものです。

秋におすすめの枕

枕は、日頃お使いの、体に合った寝心地の良い枕をお使いくださいませ。秋は、季節の変わり目で、枕の高さが合わないと感じることが多い季節です。ご自分で高さ調節が可能な枕をお使いいただくと、いつでも快適な高さに調整していただけます。枕選びには、高さ調整可能な枕をおすすめいたします。ご自身に合った高さの枕で眠ることで、正しい寝姿勢でお休みいただけますので、睡眠の質が高まり、快適にお休みいただけます。

以上、夏から秋の寝具の衣替えの方法とコツをお伝えしました。

まずは、天気の良い日に夏の寝具の洗濯と片付け、そして、秋の寝具の準備をなさってくださいませ。夏の暑さによる疲れがでて、秋に体調を崩してしまうこともあります。適温と適湿を保てる寝具を使い、心地よく、質の良い睡眠で、健康を保ち、秋の季節をお楽しみくださいませ。

秋らしい色の掛布団カバーがおすすめ

秋らしい色の掛布団カバーで、インテリアを楽しむのもおすすめです。

テラコッタ、ベージュ、ダークグリーンの、秋色をそろえていただける、スーピマコットンの掛布団カバーがおすすめです。

秋らしい色のそろう、スーピマコットンの掛布団カバー

ポータブルの快眠マットレスをベッドパッドとして使えますか?

「ポータブルタイプの快眠マットレスを自宅で、ベッドパッドとして使えますか?」とお問い合わせを頂戴します。ここでは、ポータブルタイプの快眠マットレスとは、と、適した使い方をお伝えします。

目次

ポータブルタイプの快眠マットレスとは

ポータブルタイプの快眠マットレスとは、外出先でも質の良い睡眠がとれるようにするための、薄くて丸めて持ち運びができる快眠マットレスのことです。代表的な商品では、エアウィーヴ、西川エアーマットレス、ムアツふとんなどの快眠マットレスのポータブルタイプ、モバイルタイプなどがございます。

オリンピック選手たちが、空港で、エアウィーヴなどの商品名のロゴが付いた大きいバッグを、スーツケースの上にのせて持ち運ぶ姿を、映像などでご覧なった方も多くいらっしゃると思います。あのバッグの中に入っているのが、ポータブルタイプの快眠マットレスです。

ポータブルの快眠マットレス

ポータブルの快眠マットレス

ご自宅で、睡眠の質を高め、健康を維持するために、快眠マットレスを使ってらっしゃる方々が、お出かけ先でも、同じ睡眠環境を整える用途で使ってらっしゃいます。

体のコンディションの調整が大切なスポーツ選手の方々が遠征先のホテルで使用したり、舞台で活躍する方々が楽屋での仮眠のために使われたり、出張先でもぐっすり眠りたい方が使われたりしています。

ポータブルタイプは、通常の快眠マットレスと比べ、厚みが半分、もしくは、半分以下で、軽量タイプになっています。幅、丈は、通常タイプと同じものや、ストレッチタイプなどの名称で、幅、丈が小さめのコンパクトタイプがございます。

凹凸タイプの快眠マットレス、西川エアーマットレスのポータブルタイプは、薄手になる分、凹凸の山が緩やかになります。

ポータブルタイプの快眠マットレスの適した使い方

日常的なご自宅での利用について

「ポータブルタイプの快眠マットレスを自宅で、ベッドパッドとして使えますか?」

お客さまには、おすすめはしません、とお伝えしています。

もちろん、薄手ですので、ベッドパッドとして、使用することは可能です。ただ、下記にあげる理由から、ベストな選択ではなく、ご自宅では、通常タイプの快眠マットレスをお使いになることをおすすめしています。

ポータブルタイプの快眠マットレスは、

  • あくまでも、外出先で、ご自宅での睡眠環境をより近い形で再現するためのもの。
  • 持ち運び可能にするために、薄手で軽量タイプな仕様であるため、それぞれのメーカーの快眠マットレスの特性や効果が、通常タイプに比べ、100% 発揮されているとはいえない。
  • 薄手のために、通常の快眠マットレスに比べ、毎日同じように使い続ける条件では、耐久年数が短くなる。

などです。

ご自宅で、睡眠の質を良くする目的であれば、ポータブルタイプではなく、通常の快眠マットレスをお勧めします。理由は、ポータブルタイプより、効果も高く、耐久年数も長いため、費用対効果でみると、ご満足いただけるからです。

ただし、ポータブルタイプではなく、マットレストッパーとして販売されている商品は、ベッドパッドとしてお使いいただけます。

具体的には、エアウィーヴのマットレスパッドなどです。エアウィーヴのマットレスパッドは、ベッドマットレスの上にのせて使うために作られています。ベッドパッドとしてもちろんお使いいただけます。

西川エアーマットレスやムアツふとんにつきましては、ベッドマットレスの上にのせて使う目的で作られているわけではありませんが、その仕様や特質から、ベッドマットレスの上のせて使っていただいてまったく問題ありません。厚みが、8cm~9cmあります。多少ベッドが高くなりますが、エアウィーヴの厚みが7cmであることをみても、1~2cmの違いですので、毎日の利用で不便さを感じることはありません。

個人的な話になりますが、私自身は、長年、ムアツふとんをポケットコイルのベッドマットレスの上にのせて使っています。シーツは、ベッドマットレスにはボックスシーツを、ムアツふとんには、専用シーツを使用していますが、見た目の違和感もなく、高さも全く問題なく、なにより快適な睡眠を確保しています。

ご自宅で、ベッドパッドとしての目的で健康マットレスをご検討の方は、ポータブルタイプではなく、通常タイプの快眠マットレスをお選びになることをおすすめいたします。

ポータブルタイプの快眠マットレスの適した使い方

ここからは、ポータブルの快眠マットレスは、どのような方、どのような状況で使うのに適しているのかをお伝えします。次のような方におすすめいたします。

  • スポーツ選手で、遠征先でも質の良い睡眠をして、翌日の体のコンディションをベストに保ちたい方。
  • 出張先や旅行先でのベッドの状況が好みではなく、いつも通りの寝心地で眠りたい方。
  • 入院中に、病院のベッドの上に敷き、体の負担を少しでも和らげたい方。
  • 仕事で、仮眠をとる必要があり、少しの時間の睡眠でも、疲れをしっかりとりたい方。
  • 楽屋などで、仮眠や昼寝時間を確保でき、少しの時間でもぐっすり眠って元気を回復したい方。
  • 車中泊で、できる限り快適な睡眠環境を整えて、狭い場所でも快適に眠りたい方。
  • 来客用のソファベッドの寝心地を、少しでも良くしてさしあげたい方。

などです。

ポータブルタイプの快眠マットレスは、薄手で軽量で、専用バッグが付属されて販売されていますので、持ち運びしやすく、また、収納が簡単というメリットがあります。非日常的な環境で、なるべく質の良い睡眠をとりたいという場面に、大いに役立てていただけます。

以上、ポータブルタイプの快眠マットレスの適した使い方についてお伝えしました。

ご存じのように、健康維持に大切な要素が睡眠です。ご自身の生活環境、スタイルの中で、より質の良い睡眠がとれるよう、睡眠環境を整えていただけますれば幸いです。

アクセス障害のお詫びと復旧のお知らせ

平素より、弊社ホームページをご利用いただきまして、誠にありがとうございます。

8月25日金曜日 午後1時ごろから午後4時ごろまでの間、システム障害により、一部の地域のお客さま方にホームページにつながらない状況が発生いたしました。

私どもにアクセスをしてくださいましたお客さま方には、ご迷惑をおかけいたしましたこと、お詫び申し上げます。誠に申し訳ございませんでした。

現在は、復旧し、正常にご覧いただけます。
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。

いつもご利用、本当にどうもありがとうございます。

シーツ.jp店主
田中 宣子

敷き布団の種類別、カバー、シーツの選び方と使い方

「敷き布団は、敷き布団カバーを掛けたほうが良いですか?」「敷き布団カバーの上にシーツは必要ですか?」といった、敷き布団のカバー、シーツの使い方のお問い合わせをお客さまから頂戴します。敷き布団用のカバーやシーツは、さまざまなタイプの商品が販売されていますため、迷われることがあるようです。ここでは、敷き布団のタイプ(種類)に適した敷き布団カバー、シーツの選び方、使い方をお伝えします。寝やすく、洗濯もしやすい、使いやすいタイプをお選びになり、毎日の快眠にお役立てください。

目次

敷き布団の種類

敷き布団は、大まかに分類すると、下記の種類になります。

  • 綿わたの敷き布団(とじ糸でとじてある昔ながらの敷き布団)
  • 羊毛 100% 敷き布団
  • 羊毛混固わた敷き布団 / ポリエステル固わた敷き布団
  • ムアツふとん、ロマンスエコー、整圧敷き布団などの健康マットレス系敷き布団

敷き布団の種類に適した敷き布団カバー、シーツの選び方

それぞれの敷き布団タイプに適した、敷き布団カバーやシーツは、下記の通り、選ぶと、快適にお使いいただけます。まずは、一覧表でご確認ください。

敷き布団の種類、タイプ敷き布団カバーやシーツの種類
綿わたの敷き布団敷き布団カバー + フラットシーツかワンタッチシーツ
羊毛 100% 敷き布団敷き布団カバー + フラットシーツかワンタッチシーツ
羊毛混固わた敷き布団 / ポリエステル固わた敷き布団敷き布団カバー + フラットシーツかワンタッチシーツ
または、フラットシーツかワンタッチシーツのみ
ムアツふとん、ロマンスエコー、整圧敷き布団などの健康マットレス系敷き布団それぞれの専用シーツ (ワンタッチタイプ)

敷き布団のタイプ(種類)に適したカバー、シーツの使い方

ここからは、それぞれの敷き布団の特徴と、適した敷き布団カバーやシーツの使い方を、順を追ってお伝えします。

綿わたの敷き布団(とじ糸でとじてある昔ながらの敷き布団)

特徴

綿のわたの敷き布団は、いわゆる、昔ながらの敷き布団で、布団わたを綿サテンの側生地でくるみ、とじ糸で、側生地とわたを、とじて作られています。

カバーやシーツの使い方

綿わたの敷き布団には、敷き布団カバーを掛け、その上から、フラットシーツ、または、ワンタッチシーツを掛けてお使いください。布団も長持ちしますし、洗濯がしやすく衛生的にお休みいただけます。

綿わたの敷き布団に、敷き布団カバーを使った方が良い理由は、2点あります。

  1. 綿わたの敷き布団は、使っているうちに、側生地が破れやすいためです。敷き布団カバーを使うことで、傷みを防ぐことができます。
  2. 綿わたの敷き布団は、わたぼこりが発生しやすいためです。敷き布団カバーを掛けていれば、わたぼこりが、布団から出て、ハウスダストの原因になることを防ぐことができます。

そして、敷き布団カバーの上に、フラットシーツやワンタッチシーツ(ラップシーツ)を、重ねて使う理由は、洗濯がしやすいからです。

敷き布団カバーは、布団を袋状のカバーに入れてファスナーを閉じて使うすっぽりタイプのカバーです。敷き布団カバーの上に、直接眠ることは、もちろん可能です。ただ、カバーの取り外しや、装着が、大変面倒です。洗濯のたびに、カバーを頻繁に外したり、入れ直したりする必要があります。最低、週に一度は洗濯したい敷き布団のシーツ類ですので、大変面倒な作業になります。

敷き布団カバーに比べ、フラットシーツや、ワンタッチシーツは、装着が簡単です。洗濯を、楽にしていただけます。

シーツやカバーのサイズ

敷き布団カバーのサイズは、普通シングルサイズをお使いの方は、105x205cm、綿わた敷き布団ロングサイズは、105x215cmをお使いください。ダブルサイズは、140x215cmです。

ワンタッチシーツは、普通シングルサイズは、105x205cm、綿わた敷き布団ロングサイズは、 105x215cm をお使いください。ダブルサイズは、140x215cmです。

フラットシーツは、和シングルの150x250cm になります。フラットシーツは、メーカーにより、和シングルでも数cm 異なることがありますが、近いものをお選びください。

羊毛 100% 敷き布団

特徴

羊毛 100% 敷き布団とは、敷き布団の中わたに羊毛(ウール100%)を使った敷き布団です。固わたなどが入っていないため、たたみやすく、持ちやすく、また、綿わたの敷き布団よりも軽いため、布団の上げ下ろしがしやすい敷き布団です。

仕様は、綿わたの敷き布団と同じような、とじ糸で閉じてあるタイプと、固わた敷き布団のように、しっかりとキルトしてあるタイプがあります。

側生地は、綿サテンや、綿の厚地のブロード生地、綿ニットなどが使われます。

綿わたの敷き布団に比べますと、側生地や仕様による耐久性は少し高くなりますが、固わたが入っていない分、持ち運びのたびに布団が曲がることで布団に負担がかかり、劣化の原因になります。

カバーやシーツの使い方

長く使うために、羊毛敷き布団も、敷き布団カバーをかけてお使いください。特に、耐久性が気になる、側生地が綿ニットの場合や、とじ糸でとじてある仕様の場合は、敷き布団カバーをかけることで、布団の傷みを防げます。

敷き布団カバーの上からは、フラットシーツやワンタッチシーツを掛けてお使いください。理由は、綿わたの敷き布団でお伝えしたことと同様、洗濯のしやすさからです。

シーツやカバーのサイズ

敷き布団カバーのサイズは、シングルサイズをお使いの方は、105x215cm、ダブルサイズは、145x215cm をお使いください。

ワンタッチシーツは、シングルサイズは、105x215cm、ダブルサイズは、145x215cm をお使いください。

フラットシーツは、和シングルの150x250cm、ダブルサイズは、180x260cm になります。フラットシーツは、メーカーにより、数cm 異なることがありますが、近いものをお選びください。

羊毛混固わた敷き布団 / ポリエステル固わた敷き布団

特徴

羊毛混固わた敷き布団やポリエステル固わた敷き布団は、布団の中芯に、通気性や、寝心地をよくするために、固わたと呼ばれるウレタンやポリエステルを圧縮した固いわたが使われている敷き布団です。三つ折りにはなりますが、羊毛100%や、綿わたの敷き布団のように自由に折り曲がりません。両手で敷き布団を抱えても、布団は湾曲せずまっすぐなままです。

仕様は、機械で製造されていますので、キルトがしっかりされています。側生地も、しっかりした生地が使われています。仕様と側生地による敷き布団の耐久性は、綿わたや羊毛100%の敷き布団に比べて高くなります。

シーツやカバーの使い方

固わたの敷き布団は、敷き布団カバーを掛けなくても、お使いいただけます。ただ、布団を、より長く使うためには、固わた敷き布団にも、敷き布団カバーをお掛けになることをおすすめいたします。

シーツは、フラットシーツか、ワンタッチシーツをお使いください。ワンタッチシーツは、サイズが合っていれば、装着したまま布団の上げ下ろしができます。フラットシーツは、布団を敷くたびに、シーツをきちんと敷き直す必要があります。もし、フラットシーツとワンタッチシーツのどちらかを迷われる場合は、ワンタッチシーツをおすすめします。毎日の布団を敷く際の、使い勝手が大変楽です。

シーツやカバーのサイズ

敷き布団カバーのサイズは、シングルサイズをお使いの方は、105x215cm、ダブルサイズは、145x215cm をお使いください。

ワンタッチシーツは、シングルサイズは、105x215cm、ダブルサイズは、145x215cm をお使いください。

フラットシーツは、和シングルの150x250cm、ダブルサイズは、180x260cm になります。フラットシーツは、メーカーにより、数cm 異なることがありますが、近いものをお選びください。

ムアツふとん、ロマンスエコー、整圧敷き布団などの健康マットレス系敷き布団

特徴

ムアツふとんや西川エアーなど、健康マットレス系の敷き布団は、一定の厚みがあり、長方形のマットレスタイプの睡眠の質を高めるための敷き布団です。三つ折りや丸めてバンドでとめるタイプなどがあります。いずれも、押し入れに入る大きさに作られ、上げ下ろしが可能な重さです。

シーツやカバーの使い方

健康マットレス系敷き布団は、通常の敷き布団と異なり、角は直角で、厚みがありますので、きちんと装着可能な専用のシーツがあります。いずれも、底部にゴムが入ったワンタッチタイプのシーツです。

このタイプの敷き布団には、専用シーツを使いましょう。サイズもぴったり合い、使い勝手もとても良いです。それぞれの健康マットレス敷き布団のメーカーが製造販売している専用シーツもありますし、それ以外のシーツメーカーが、サイズや仕様を同様に製造し、お求めやすい価格で販売しているシーツもございます。

シーツのサイズや説明書きをご確認いただき、お使いやすい、お求めやすいシーツをお使いください。

健康マットレス系敷き布団には、敷き布団カバーは、必要ありません。マットレス系敷き布団の側生地が傷んだ場合は、専用のファスナータイプの側生地が、各メーカーから販売されていますので、そちらをお求めになり、交換してお使いいただけます。

シーツやカバーのサイズ

それぞれの健康マットレス敷き布団によって、幅、厚み、長さが、異なりますので、シーツのサイズは、お使いのマットレス敷き布団をご確認くださいませ。

(それぞれの敷き布団カバーやシーツのサイズは、先に述べたサイズが標準ですが、メーカーによりましては、若干異なることもございます。お求めの際には、お使いの敷き布団サイズとカバーのサイズをご確認の上お求めくださいませ。)

敷き布団に適したカバー、シーツのおすすめを見る

ここでは、敷き布団を、快適にお使いいただける、ワンタッチシーツ、フラットシーツ、敷き布団カバーをご紹介します。お使いの敷き布団や、使い勝手の好みに合わせてお選びください。

ワンタッチシーツ

裏にゴムが入って、簡単に装着していただける敷き布団用のワンタッチシーツです。

フラットシーツ

敷き布団にお使いいただけるサイズの、フラットシーツ、一枚の布のタイプのシーツです。

敷き布団カバー

敷き布団を、袋状のカバーに入れてお使いいただけるタイプの敷布団カバーです。

200cm丈 シングル 和ふとん用 敷き布団カバー

210cm丈 シングル 敷き布団カバー

210cm丈 ダブル 敷き布団カバー

西川エアーなどの健康マットレス系敷き布団用ワンタッチシーツ

西川エアーや、ムアツ布団など、薄型マットレスタイプにお使いいただけるワンタッチシーツです。

速乾 薄型ボックスシーツ ムアツ布団 西川エアー 薄型マットレス用 マチ付きワンタッチシーツ

速乾 薄型ボックスシーツ ムアツ布団 西川エアー 薄型マットレス用 マチ付きワンタッチシーツ

以上、敷き布団のタイプ別、カバー、シーツの選び方と使い方をお伝えしました。敷き布団カバーやシーツの使い方の疑問が解消されましたら幸いです。

シングルベッドを二つ並べる場合の、掛け布団サイズの選び方

シングルベッドを二つ並べる場合の、掛け布団サイズの選び方

シングルベッドを二つ並べる場合の、掛け布団サイズの選び方

シングルベッドを2台並べてお使いのお客さまから、「掛け布団は何サイズを使えばいいですか?」と、ご質問を頂戴します。二人用の大きいサイズの掛け布団1枚か、もしくは、シングルサイズを2枚にした方がいいのか、を迷われている方が多いようです。ここでは、シングル2台並べて200cm幅のベッドにしてお使いになる方に、掛け布団のサイズの選び方をお伝えします。

目次

シングルベッド2台を並べる場合の、掛け布団サイズの選び方

「シングルベッド2台を並べて使う場合、掛け布団は何サイズを選べばよいですか?」

シングルベッドを2台並べて使う場合、掛け布団の掛け方は、2つのパターンがあります。

  1. 二人で1枚の掛け布団を使う
  2. 一人、1枚すつ、掛け布団を使う

二人で1枚の掛け布団を使う場合、掛け布団のサイズが3種あります。その中から、1サイズを選んでいきます。

次の項目から、それぞれのパターンの特徴をお伝えしていきます。

どのパターン、サイズがご自身に適しているか、お選びになる目安にしてみてください。

二人用サイズの掛け布団を、2人で1枚、使用する場合の選び方

二人寝用の掛け布団は、サイズが3種類あります。

シングルベッドを2台並べて、2人で1枚の大きいサイズの掛け布団をお使いになる方は、次のいずれかのサイズを選びます。

  • ダブル 掛け布団サイズ 190x210cm (幅x丈)
  • クイーン 掛け布団サイズ 210x210cm(幅x丈)
  • キング 掛け布団サイズ 230x210cm(幅x丈)

選び方の基準は、2人で使った場合の、掛け心地や、使い勝手の良さ、手に入れやすさ、を比較するとよいでしょう。

それぞれのサイズについて、詳細をお伝えします。選ぶ目安にしてみてください。

ダブルサイズの掛け布団の場合

掛け布団のサイズ:
190x210cm (幅x丈)
掛け布団のダブルサイズは、お二人が快適にお休みになる、ぎりぎりのサイズです。

ベッド幅が200cmに対し、掛け布団の幅が190cmになります。掛け布団が、ベッドより小さくなりますので、見た目も、使い勝手もあまり好ましいとはいえません。

手に入れやすさ:
お二人用の掛け布団の中では、販売されている種類も価格帯も豊富なため、手に入れやすいサイズです。

気になる点:
ダブルサイズの掛け布団を、ワイドキングのベッドに使うと、ベッドの大きさに比べ、掛け布団がやや小さめです。

具体的には、ベッドは大きくて、ゆったり眠れる巾があるのに、掛け布団の巾が狭く、窮屈な姿勢で眠ることになってしまいます。

ゆったりとお休みになるには、掛け布団のサイズは、ダブルサイズより、クイーン、または、キングサイズの掛け布団をお使いになることをおすすめいたします。ワイドキングのベッドの巾を存分に使い、快適にお休みいただけます。

クイーンサイズの掛け布団の場合

掛け布団のサイズ:
210x210cm(幅x丈)
クイーンサイズの掛け布団は、お二人で快適にお休みいただけるサイズです。

ベッドにのせると、ベッドマットとほぼ同じか、少し小さめになるサイズになります。(クイーンサイズの掛け布団サイズは、210cm幅ですが、実際は、ふくらみますので、広げると200cm程度の幅になります。)

掛け布団がベッドからはみ出しませんので、すっきりとした印象になります。ベッドカバー(ベッドスプレッドなど、掛け布団の上から掛ける布)を使わない場合は、ベッドマットレスの側面が見えてしまうサイズになります。

手に入れやすさ:
クイーンサイズの掛け布団は、種類が限られ、どこのお店でも常時販売しているというサイズではありません。商品の種類が少ない分、一定のクオリティ以上の商品がきちんと販売されているサイズです。探せば、品質の確かな商品を手に入れることが可能です。掛け布団の種類は、羽毛布団や、洗える掛け布団が販売されています。キングサイズの掛け布団よりも、価格がお求めやすく、種類は多くなります。

お二人でゆったりとお休みいただけるサイズで、探せば比較的手に入れやすく、寝室をすっきりとお使いになりたい方は、クイーンサイズがおすすめでございます。

キングサイズの掛け布団の場合

掛け布団のサイズ:
230x210cm(幅x丈)
シングルを二つ並べるワイドキングのベッド用に、お二人で1枚の掛け布団を使う場合の、最適なサイズが、230x210cmのキングサイズの掛け布団です。

2人が中央に寄り添って眠っても、それぞれが少し離れて、ゆったりと眠っても、快適に掛けていただけるサイズです。

掛け布団の大きさは、ベッド幅より少しはみ出る程度です。見た目も掛け心地も、ちょうど良いサイズです。

手に入れやすさ:
キングサイズの掛け布団は、販売している店舗があまりなく、ほとんどが受注生産で販売されているサイズになります。選択肢は少なくなりますが、クイーン同様、一定のクオリティ以上の商品が販売されています。納期にゆとりをお持ちいただければ、確かな品質の商品を揃えられるサイズになります。

キングサイズの掛け布団カバーの種類は、大変少なく、受注生産がほとんどです。選択肢も限られます。手に入れやすさは、あまり良いとはいえません。

選ぶ際の注意点:
キングサイズの掛け布団は、ワイドキングのベッドには、サイズ的に最適です。

ただし、問題は、掛け布団も、掛け布団カバーも、ほとんどが受注生産で、手に入りにくいという点です。

ワイドキングのベッドに、

という、好みがはっきりと定まっている場合に、キングサイズの掛け布団がおすすめございます。

シングルの掛け布団を、1人1枚づつ、合計2枚、使用する場合

シングルベッドを2台並べる場合、シングルサイズの掛け布団を1人1枚ずつ使う、という選択肢もございます。大きい200cm幅のベッドで、掛け布団は2枚使う、というスタイルです。

掛け布団のサイズ:
150x210cm (幅x丈)を2枚
シングルの掛け布団を1人1枚ずつ、それぞれの方が快適にお休みいただけるサイズになります。

200cm幅のベッドの上に、150cm幅の掛け布団が2枚になりますので、中央部分は、掛け布団が少し重なるサイズになります。

実際にお休みになるときは、中央部分の重なりは、気にならないでしょう。ただ、日中ベッドを整えてある状態で、中央の掛け布団の重なり部分のふくらみが、気になる場合もあります。その際は、掛け布団の上に、ベッドカバー(ベッドスプレッド、掛け布団の上から掛ける大きい布)を掛けてみてください。中央の重なりが、気にならなくなります。

手に入れやすさ:
シングルサイズの掛け布団は、種類も数も豊富で、手に入れやすく、お好みをお選びいただけます。掛け布団カバーも、種類、色、価格帯、いずれも豊富です。お好みを自由にお選びいただけるサイズです。

お二人が、それぞれ1枚ずつの掛け布団をお好きなように掛けられます。掛け心地は問題なく、使い勝手も良いサイズです。

使い勝手の良さ:
ライフスタイルが変わり、つなげていた2台のシングルベッドを、それぞれ単体で使うようになった場合、掛け布団がシングルですと、いつでも、移動が可能で、買い替えなどの必要もありません。

シングルベッド二つを並べて、掛け布団をシングル2枚お使いになるスタイルは、大変に自由度が高く、使い勝手が良いといえます。

 

選び方のまとめ

シングルベッドを二つ並べる場合の、掛け布団のおすすめサイズは、

  • 使い勝手や自由度を考えると、シングルサイズの掛け布団を2枚、
  • ワイドキングのベッドの広さを存分に堪能し、ゆったり快適にお休みされたい場合は、キングサイズの掛け布団を1枚、

です。

もちろん、上記それぞれのサイズについてお伝えした通り、ご自身のお好みや寝室の状況などに合わせて、あなたさまに最適なサイズをお選びになるのが一番です。
 

シングルベッド2台を連結するためのボックスシーツ

シングルベッド2台を連結するためのボックスシーツ

打ち直しやリフォームができる寝具とできない寝具

羊毛の固わた敷き布団は、打ち直しやリフォームはできるのでしょうか?というお問い合わせを頂戴します。綿のわたの敷き布団を、大切に打ち直しをしながら長くお使いになられた方が、羊毛の敷き布団にお買い替えをご検討のときなどに、疑問を持たれるようです。固わた敷き布団は、基本的には、打ち直しやリフォームはできません。ここでは、打ち直しや、リフォームが可能な寝具と、できない、または、適さない寝具をお伝えします。

目次

打ち直しとは

かつては、布団は打ち直しをして、使い続けていくものでしたので、なじみのある言葉でしたが、時代が移り変わり、寝具の変化と共に、初めて耳にする方もいらっしゃるかと思います。まず、打ち直しの意味からお伝えします。

打ち直しとは、使っている間に固くなったり薄くなったりしてしまった、綿のわたのお布団から、わたを取り出し、専用の機械にかけて、ほぐし、わたに付着した汚れやごみを取り除き、ふんわりとやわらかく再生し、新しい側生地を使って、布団を作り直すことです。

厳密には、「わたを打ち直し、ふとんに仕立て直す」という言葉の使い方が正しいのですが、打ち直し、という単語で、布団を仕立て直す作業まで含めた意味として使われています。

打ち直しは、わたが使われている寝具の、再生、リフォーム、作り直しを意味する言葉になります。

わた以外の寝具、例えば、羽毛布団の再生には、” 羽毛布団のリフォーム “という言葉が使われます。羽毛布団の再生は、羽毛を打ち直すのではなく、洗浄することで羽毛をふっくらと蘇らせ、増し羽毛をして、新しい羽毛布団に作り直すからです。

次に、本題の打ち直しがやリフォームが可能な寝具と適さない寝具をお伝えします。

打ち直しやリフォームができる寝具

打ち直し、もしくは、リフォームができる寝具は次の通りです。上記で、打ち直しとリフォームの言葉を使い分けましたので、ここでも分けてお伝えします。

打ち直しができる寝具

基本的には、綿わたが使われている布団は、打ち直しが可能です。テトロンわた(ポリエステルのわた)が一定以上混ざっていると、打ち直しができない場合があります。

  • 綿わたの掛け布団
  • 綿わたの敷き布団
  • 羊毛100%掛け布団
  • 羊毛100%敷き布団

わたを打ち直すと、わたの容量が減りますので、仕立て直す際は、増しわたをします。

仕立て直す際は、掛け布団から掛け布団、のみではなく、例えば、掛け布団を敷き布団や、赤ちゃんのお布団、座布団などに作り替えることも可能です。

リフォームができる寝具

  • 羽毛布団

羽毛布団は、数年以上使うことで、羽毛が摩耗し、へたり、ふくらまなくなり、保温力がなくなってしまった際に、その羽毛の摩耗状況により、リフォームが可能です。

実際のリフォームが可能かは、寝具店の専門家が診断して判断することになります。羽毛布団のリフォームについての詳細は、「羽毛布団のリフォームの方法と注意点」をご覧ください。

羽毛布団のリフォームも、作り直す際に、例えば、ダブルの羽毛布団をシングルサイズに、シングルの羽毛布団を、羽毛肌掛け布団に、など、サイズを変えて作り直すことも可能です。

打ち直しやリフォームができない寝具

打ち直しやリフォームができない、もしくは適さない寝具もございます。適さないとは、

  • 技術的には可能だが、再生しても、新品同様な状態までにならない。
  • 再生前の寝具の品質や状態が良くなく、再生しても良くならない。
  • 新しい商品を求めたほうが、品質が良く、価格も低い。

などのケースになります。

下記、打ち直しやリフォームができない、適さない寝具のリストになります。

  • テトロンわた(ポリエステルわた)が混ざっている掛け布団
  • ポリエステル綿の洗える掛け布団
  • シルクわたの真綿掛け布団
  • 麻わたの掛け布団
  • 麻わたの敷き布団
  • 羊毛混固わた敷き布団
  • 固わた敷き布団
  • キルティングされてウレタンなどが使われている敷き布団
  • ムアツふとんなどのウレタン素材の敷き布団
  • ウォッシャブルダウンケット
  • 座布団 (座布団は、打ち直しは可能ですが、状態により適さないことが多く、依頼する会社さまにご確認ください)
  • ベッドパッド
  • 敷きパッド
  • ベッドマットレス

打ち直しや、リフォームができない寝具は、それぞれ、寿命になりましたら、新しいものにお取り換えして、快適に使いましょう。

(打ち直し、リフォーム工場の中では、上記の寝具でも、再生をして、お客さまにお役立てされている場合もあろうかと思います。上記リストは、適さないと判断した寝具をリスト化しておりますことをご了承くださいませ。)
 
 
以上です。

打ち直しや、リフォームができる寝具とできない寝具についてお伝えしました。

寝具も、ただ眠るだけの寝具から、健康のために大切な睡眠の質を高めるための健康寝具にどんどん変化してきています。一方、今まで使っていたものを、再生して大切に使うという価値もございます。あなたさまのスタイルのあった、快適で、質の良い睡眠ができる、最適な寝具、寝具の使い方を選んでいただければと思います。

羽毛布団のクリーニングのタイミングと注意点」や、「羽毛布団のリフォームの方法と注意点」の記事もご参考になると思います。詳しく注意点や、依頼方法などをお伝えしています。どうぞご覧くださいませ。

低反発マットレスと高反発マットレスは、どう違いますか?

低反発マットレスと高反発マットレスは、どう違いますか?

低反発マットレスと高反発マットレスは、どう違いますか?

「低反発マットレスと高反発マットレスは、何がどう違うのですか?」と、お客さまからお問い合わせを頂戴します。具体的な商品名をあげると、低反発素材の寝具の代表は、テンピュールの商品です。高反発素材の寝具の代表は、エアウィーヴの商品です。ここでは、低反発マットレスと高反発マットレスの特徴の違いをお伝えします。あなたに適したマットレス選びにご活用ください。

目次

低反発マットレスと高反発マットレスの違い

低反発マットレスと高反発マットレスの違いは、大きく分けると、次の3つです。

  1. マットレスの固さ、反発性の違い
  2. マットレスの通気性の違い
  3. マットレスの重量の違い

それぞれの違いを、順を追って詳しくお伝えします。

1.マットレスの固さ、反発性、の違い

低反発マットレスと、高反発マットレスの大きな違いは、固さと反発性です。

それぞれ、マットレスの上に体を横たわらせたとき、(圧力をかけたとき)、マットレス本体が示す反応、と、寝た方の感じ方が異なります。

  • 低反発マットレスは、反発が少なく、寝た方は、やわらかく感じます。
  • 高反発マットレスは、反発が強く、寝た方は、固く感じます。

睡眠の質を高める、という点において、どちらも、利点があります。ただ、睡眠の質を高める方法、アプローチは異なります。詳しく見ていきましょう。

低反発マットレス

低反発マットレスの特徴

低反発マットレスの特徴

低反発マットレスは、圧力をかけたときに反発が少なく、寝た方は、柔らかさを感じます。

低反発マットレスに寝ると、体の曲線、体の部位の重さに応じて、マットレスに体が適度に沈み込みます。この現象によって、睡眠時、重い部分、例えば、腰、だけに、圧力による負担がかかることがなくなります。圧力が、体全体に、分散されます。体圧が分散される、というわれる現象です。体圧が分散されることで、体への負担が減少し、睡眠の質を高める、という流れです。

低反発マットレスは、横向きに眠る方にも適しています。

横向きに眠る方の場合、腰の部分と肩の部分が出っ張ります。普通の敷き布団に横向きに眠ると、腰と肩に負担がかかります。低反発マットレスに、横向きに眠ると、腰や肩は、曲線と重みに合わせて、マットレスが適度に沈み込みます。腰と肩にかかる圧迫が軽減され、負担がかからず、楽にお休みいただけます。

寝姿勢や、体形に合わせて、マットレスが適度な沈み込み、体を支え、寝ている間の体への負担を軽減させることができるのが、低反発マットレスの特徴です。

高反発マットレス

高反発マットレスの特徴

高反発マットレスの特徴

一方、 高反発マットレスは、圧力をかけたときの反発が強く、固さを感じ、体は沈みこみません。これにより、マットレスの上で、体が動きやすく、寝返りがうちやすい構造になっています。

高反発マットレスは、寝返りが必要なときに、楽に寝返りができることを可能します。寝返りをすることで、血流やリンパの流れをスムーズにさせ、体への圧迫も減少させ、睡眠の質を高める、という流れになります。

マットレスの構造の違いと、寝返りに対する考え方の違い

ここで、興味深いのは、寝返りに対する考え方が全く違うことです。

低反発マットレスは、睡眠時の体重による体への圧迫や負担を軽減させることで、寝返りの回数を少しでも減らし、内臓への負担を少なくし、安眠に導きます。低反発マットレスは、体が沈みこみ、柔らかいため、寝返りは打ちにくい構造になっています。ただ、低反発マットレスは、体圧を分散させることで、寝返りの必要性を、少なくしているのです。

高反発マットレスは、その固さゆえ、睡眠時には、背中の血流やリンパの流れは圧迫されています。ただし、その固さにより、体が沈みこまず、寝返りがうちやすい構造になっています。頻繁な寝返りを可能にし、血流やリンパの流れの妨げを解消させるのです。

低反発マットレスと、高反発マットレスは、睡眠の質を良くするために、用いられている手法が、正反対と言ってもよいでしょう。

良質な睡眠に必要な、血流とリンパの流れをスムーズにさせるという点において、

  • 寝ている間も、血流とリンパの流れをできるだけスムーズにし、寝返りの回数を減らし、体への負担を軽減させているのが低反発マットレス
  • 体が圧迫されることで生じる、血流とリンパの流れの妨げを解消させるために、寝返りをしやすくしているのが高反発マットレス

という特徴になります。

2.マットレスの通気性の違い

低反発マットレスと高反発マットレスの、2つ目の違いは、通気性です。

低反発マットレスは、粘着性のポリウレタンフォームが使われています。この素材は、通気性に優れているとは、あまりいえません。通気に優れていないマットレスの上に眠りますので、湿気、温度の高さが、睡眠に影響する場合もあります。適切な湿気対策が必要になります。

一方、高反発マットレスは、極細の繊維樹脂が編まれたような構造になっています。通気性に大変優れています。湿気、温度の変化による睡眠の質への影響は、ほぼ心配ないでしょう。ご家庭で、水洗いができます。

日本は、湿気が多く、寝具の湿気対策は、寝具選びの重要な項目です。

ご自身の寝室の状況や、汗かき、そうでない、などの点も踏まえ、ご自身に適したマットレスをお選びになるのがよいでしょう。

3.マットレスの重量の違い

低反発マットレスと高反発マットレスは、その素材の違いから、重量が異なります。

低反発マットレスは、重く、高反発マットレスは、軽いのが特徴です。

重さによって、シーツの交換や、マットレスのお手入れなどの、しやすさ、が異なります。お手入れのしやすさを、マットレス選びの重要な点に入れたい方は、重さの違いも、知っておきましょう。

次の項目で、低反発マットレス高反発マットレスの特徴を表にまとめました。ご自身の観点からの、メリット、デメリットが、わかっていただけるでしょう。ご自身に適したマットレス選びに、お役立てください。

低反発マットレスと高反発マットレスの特徴比較表

低反発マットレス高反発マットレス
体への圧迫 負担圧迫の負担が少ない圧迫の負担がある
寝返りのしやすさうちにくいうちやすい
寝返りの必要性必要性が少ない必要
通気性優れてはいない優れている
湿気と温度の不快さ不快さを感じる場合がある心配ない
重さ重い軽い

(低反発マットレスも、高反発マットレスも、種類がさまざまあり、品質により、上記の特徴が当てはまらない場合もあることもあります。商品の品質を吟味することはとても大切ですので、その点はご留意くださいませ。)

ご自身の睡眠環境や、どんな寝心地が好みかを、それぞれのマットレスの特徴と比べながらお選びになってください。

また、お求めの際は、実際に、大手デパートさまや東急ハンズさまの寝具売り場で、横になって寝心地を試してお選びになることをおすすめいたします。

実際に寝てみると、寝心地が、それぞれ異なるからです。私個人的にも、テンピュールマットレスとエアウィーヴを、使った経緯があります。それぞれの寝心地がまったく異なり、体への負担も異なることを実感しました。

私個人は、毎日の快眠のために、低反発でも高反発でもなく、凹凸タイプのマットレス、ムアツふとん、をベッドの上にのせて寝ています。

睡眠の質を大きく左右するのが、マットレスです。じっくり、あなたにぴったり合うものをお選びいただければ幸いです。

おすすめの低反発マットレスと高反発マットレスを見る

低反発マットレスと高反発マットレス、どちらがあなたのお好みに合うか、想像できましたでしょうか。下記、低反発マットレスと高反発マットレス、その中間の、凹凸タイプのマットレスのおすすめです。ご自分にあったタイプのマットレスをお探しいただけましたら幸いです。

低反発マットレスのおすすめ

低反発マットレスのおすすめは、テンピュールです。テンピュールの商品は、ベッドマットレスの上にのせるパットタイプの商品と、マットレス単体でお使いいただけるタイプがあります。ここでは、フローリングや畳の上、また、ベッドの上にのせても使える単体でお使いいただけるタイプをご紹介します。厚みが6㎝、7㎝、8㎝。お好みに合わせてお選びください。 

高反発マットレスのおすすめ

高反発マットレスのおすすめは、エアウィーヴです。エアウィーヴは、マットレスの上に使うタイプで、厚みが2種あります。
お好みに合わせてお選びください。 

凹凸タイプのマットレス

凹凸タイプは、固すぎず沈み込みもせず、体を点で支えるマットレスです。寝姿勢を正しくたもち、体に負担がかからないマットレスです。

枕カバーのサイズと、特殊な形の安眠枕の枕カバーの選び方

枕カバーのサイズと、特殊な形の安眠枕の枕カバーの選び方

枕カバーのサイズと、特殊な形の安眠枕の枕カバーの選び方

枕ほど、サイズや形が多様化している寝具はありません。多くの方が、いくつもの枕を試されていたり、複数の枕をお持ちだったり、特殊な形の安眠枕をお使いになってらっしゃったりしていることでしょう。特殊な形状の枕カバー選びに、迷われている方もいらっしゃるかもしれません。ここでは、枕カバーの標準サイズをお伝えすると共に、特殊な形やサイズの安眠枕の枕カバーの選び方をお伝えします。

目次

枕カバー、ピロケースのサイズ

最初に名称について、お伝えしておきます。ピロケース、ピローケースとは、枕カバーのことです。呼び名は異なりますが、どれも、枕に使うカバーを意味します。

枕カバー(ピロケース)の既成サイズは、次の3種になります。従来の長方形の枕に合うように作られています。

枕カバー、ピロケースのサイズ表

枕のサイズ枕カバーのサイズこの枕のサイズのイメージ
35 x 50 枕用35 x 50 cm昔ながらの小さい枕。
旅館などで使う小さい枕
43 x 63 枕用43 x 63 / 45 x 65 cm 
または 45x85cm (封筒タイプ)
標準的な枕のサイズ
50 x 70 枕用50 x 70 cm 
または 50x90cm (封筒タイプ)
ベッド用枕、大きめの枕のサイズ

特殊な形やサイズの安眠枕の枕カバー、ピロケースの選び方

安眠枕、快眠枕と呼ばれる、機能性枕は、波型や特殊形状が多く、従来の長方形のピロケースだと、サイズが合わずにお困りの方が多くいらっしゃいます。ここでは、特殊サイズの枕に使える枕カバー、ピロケースの選び方をお伝えします。

次の3つのタイプから、お好みに合うタイプの枕カバー、ピロケースをお使いください。

  1. それぞれの安眠枕専用のピロケースを使う
  2. 伸縮性のあるフィットタイプのピロケースを使う
  3. 既成サイズの封筒タイプのピロケースを使う

1.それぞれの安眠枕専用のピロケースを使う

特殊サイズの安眠枕、例えば、低反発枕の代表格、テンピュール枕は、専用のピロケースが販売されています。生地や、色が限られていますが、特殊サイズにぴったり合うように作られています。枕をお求めの際に、ご一緒にそろえれば、ずれることなく、ぴったりサイズの枕カバーを使うことができます。

2.伸縮性のあるフィットタイプのピロケースを使う

専用枕カバーは、必要ないが、枕にぴったりフィットしたピロケースが欲しい、という方もいらっしゃるでしょう。

そのような方には、伸縮性のあるニット生地や、パイル生地を使った、伸縮性のあるフィットタイプのピロケースがおすすめです。収縮性のある生地で、小さめに作られ、枕の計上に合うように、伸ばして使うタイプのカバーです。枕の上からすっぽりかぶせて使います。ボックスシーツのように、そこ部にゴムが入っている形状です。

幅が、35~50cm、丈が 55~70cmに対応していますので、多くの安眠枕にお使いいただけます。伸びる素材のため、綿100%ではありません。ぴったりサイズの枕がほしい、という方におすすめです。色は、豊富にお選びいただける商品がございます。数社のメーカーから販売されています。

3.既成サイズの封筒タイプのピロケースを使う

掛け布団カバーや、敷き布団カバー、ベッドシーツとお揃いのピロケースをお使いになりたい方や、肌触りのよい生地のピロケースをお使いになりたい方は、前記の専用ピロケースや、伸縮性のフィットタイプのピロケースでは、お好みに合わない場合もございます。

その際は、既成サイズの枕カバーで、封筒タイプのものをおすすめいたします。

封筒タイプのピロケースは特殊サイズの枕も対応しやすい

封筒タイプのピロケースは特殊サイズの枕も対応しやすい

サイズがさまざまな安眠枕ですが、人気の高い安眠枕の多くは、サイズが、35 x 55 cm、高さが10cm 前後です。このサイズですと、封筒タイプの既成サイズの枕カバー、43 x 63cm用をお使いいただけます。

43×63枕用の封筒タイプのピロケースをお使いいただくと、枕が小さめなので、巾に少しゆるみは生じますが、長さは折り曲げてお使いいただけるので、十分お使いいただけます。

以上、ピローケースの標準的なサイズのご紹介、特殊サイズの枕をお使いの方に、ピローケースの選び方をお伝えしました。ご愛用の枕で、ぐっすりとお休みいただけますこと願っております。

封筒タイプやファスナータイプのピロケース

封筒タイプやファスナータイプのピロケース

ボックスシーツは敷き布団に使えますか? シーツ選びのヒント

敷き布団をお使いのお客さまから、ボックスシーツは敷き布団に使えますか? と、質問を頂戴します。ボックスシーツは、ベッド用に作られているシーツです。ボックスシーツを、敷き布団に使うと、敷き布団を包むことは可能ですが、生地がだぶつき、敷き布団に最適なシーツとはいえません。敷き布団には、敷き布団に適したシーツがございます。

ここでは、ボックスシーツが敷き布団のシーツとしては、ベストではない理由と、敷き布団に適したシーツの選び方をお伝えします。

目次

ボックスシーツは敷き布団に使えますか?

ボックスシーツは、厚みのあるベッド用のシーツ

ボックスシーツは、厚みのあるベッド用のシーツ

ボックスシーツは、敷き布団のシーツとしては、快適に使用できず、ベストな選択ではありません。

ボックスシーツの形状は、底部にゴムが入り、十数センチ以上の厚みのある、ベッドマットレスを包むように作られています。ボックスシーツを、ベッドマットレスより、厚みの薄い、敷き布団に使うと、厚みの分の生地が余分なため、シーツが、だぶついたり、もたついたりしてしまいます。ボックスシーツで、敷き布団を包むことはできます。ただし、シーツの生地がだぶつき、ボックスシーツは、敷き布団にはベストではないというわけです。

敷き布団用の簡単に装着できる、最適なシーツ

敷き布団には、ボックスシーツではなく、ワンタッチシーツ。

敷き布団には、ボックスシーツではなく、ワンタッチシーツ。

敷き布団には、ボックスシーツと似た形状の、最適なシーツがあります。底部にゴムが入った形状で、敷き布団用のワンタッチシーツ、ラップシーツ、または、フィットシーツと呼ばれる商品です。ボックスシーツとは異なり、マチがなく、敷き布団のサイズにぴったり合い、きれいに装着していただけます。

敷き布団に簡単に装着できるタイプのシーツをお探しでしたら、ベッド用のボックスシーツではなく、敷布団用ワンタッチシーツ(ラップシーツ、フィットシーツともよばれています。)を選ぶようにしましょう。ボックスシーツより、安価です。だぶつかず、サイズもぴったりで、快適にお使いいただけます。

どうしても、ボックスシーツを敷き布団に使う場合

どうしても、ボックスシーツを敷き布団に使いたい、という方もいらっしゃるでしょう。

具体的には、ボックスシーツが、掛け布団カバーやピロケースとセットになっている場合などです。カバーセットの柄が、気に入って、その柄のボックスシーツを敷き布団に使いたい、というケースです。

上でお伝えしたように、ボックスシーツの生地にゆるみがあり、だぶつきますが、使えなくはありません。使えるというのは、敷き布団を包める、という意味です。シーツのゆるみの部分をしっかりと、敷き布団の下に入れ込んでお使いになると、布団の表面のシーツのだぶつきが軽減できます。

敷き布団にも使える特殊タイプのボックスシーツ

最近は、綿100%ではなく、ストレッチ素材でできたボックスシーツで、生地を伸ばして使う商品が販売されています。敷き布団にも使えるボックスシーツなどと表記されたりしています。このタイプは、小さめにできていて、伸ばすことで、さまざまなサイズ(幅、丈、厚み)のマットレスにも装着できるようになっています。こちらですと、敷き布団にもだぶつかずに使用していただけます。素材は、ポリエステルや、ニットパイルでできています。

敷き布団に最適なシーツの選び方

ここからは、敷き布団に適したシーツの種類、と、お好みの使い勝手に合うシーツの選び方をお伝えします。

敷き布団用のシーツ、カバーには、次のような種類があります。

  1. ワンタッチシーツ、ラップシーツ、フィットシーツ
  2. マチ付きワンタッチシーツ
  3. フラットシーツ
  4. 敷き布団カバー
  5. ポケットシーツ

それぞれのシーツの特徴と、使い勝手、適した敷き布団のタイプを、順を追ってお伝えします。あなたのお好みに合った敷き布団用シーツをお選びになるご参考になさってください。

1.ワンタッチシーツ、ラップシーツ、フィットシーツ

特徴

  • 底部にゴムが入り、敷き布団をくるっと包むワンタッチタイプのシーツ

使い勝手

  • 装着が簡単で、よれずに、きれいに敷き布団を包むことができる。
  • シーツを装着したまま、布団の上げ下ろしができる。
  • 敷き布団のサイズに合ったシーツでないと、突っ張ったり、だぶついたりする。

適した敷き布団のタイプ

  • わたの敷き布団
  • 羊毛敷き布団
  • 羊毛混固わた敷き布団

最初にお伝えしましたが、敷き布団用で、ボックスシーツと同じように、底部にゴムが入り、敷き布団を上からくるっと包むタイプのシーツは、このワンタッチシーツになります。敷き布団の場合は、ボックスシーツではなく、ワンタッチシーツをお使いいただくのがベストです。

2.マチ付きワンタッチシーツ、マチ付きラップシーツ、マチ付きフィットシーツ

特徴

  • 厚みのある健康敷き布団や、マットレスタイプの敷き布団用で、厚みに適したマチがあり、底部にゴムが入り、敷き布団をくるっと包むワンタッチタイプのシーツ

使い勝手

  • ベッドマットレスより薄いタイプの健康敷き布団、例えば、ムアツふとん、整圧布団、西川エア、ロマンスエコーなど、厚みが 8~10cm程度マットレスタイプの敷き布団に、ぴったりと装着でき、快適に使うことができるシーツ。
  • シーツを装着したまま、布団の上げ下ろしができる。
  • 敷き布団の、厚み、幅、丈、に合ったサイズのシーツを選ばないと、装着できなかったり、だぶついてしまう。

適した敷き布団のタイプ

  • 厚みが 8~10cm 程度の健康敷き布団やマットレスタイプの敷き布団
    (ムアツふとん、整圧布団、西川エア、ロマンスエコーなど)

3.フラットシーツ

特徴

  • 一枚の布タイプの昔ながらのシーツ

使い勝手

  • 取り外しが便利で、洗濯が簡単。
  • 敷き布団の上下、左右にフラットシーツをきちんと入れ込まないとよれが生じ、見た目が美しくなく、手間がかかる。
  • 手作りなど、既成サイズ以外の敷き布団にも使え、使えるサイズに柔軟性がある。

適した敷き布団のスタイル

  • 綿わたの敷き布団
  • 羊毛敷き布団
  • 羊毛混固わた敷き布団

4.敷き布団カバー

特徴

  • 袋状で、サイドにファスナーがある、敷き布団をすっぽり入れて使う敷き布団用のカバー

使い勝手

  • 敷き布団をすっぽり入れてしまうので、敷き布団が汚れず、長く使うことができる。
  • ずれたり、よれたりせず、心地よく使える。
  • 敷き布団の出し入れがあるので、洗濯時の装着に手間がかかる。
  • 敷き布団のサイズに合っていないと、布団がカバーの中で、突っ張ったり、泳いだりしてしまう。
  • 敷き布団カバーは、常に掛けておいて、その上から、洗濯が簡単なラップシーツや、フラットシーツを掛けて使ってもよい。

適した敷き布団のタイプ

  • 綿わたの敷き布団
  • 羊毛敷き布団
  • 羊毛混固わた敷き布団

5.ポケットシーツ

特徴

  • 敷き布団の頭のほうだけ、ラップタイプ(輪)になっていて、敷き布団の長さに合わせて一方を折りこんで使うタイプのシーツ

使い勝手

  • ラップシーツとフラットシーツの良い点を合わせたシーツ。
  • シーツの幅と、敷き布団の幅が一緒のため、両はじは、敷き布団がむき出しになるが、入れ込む手間は省ける。
  • 製造が減少しているスタイルで、大手の寝具メーカーからは、あまり販売されていない。
  • 使える敷き布団の長さに柔軟性がある。

適した敷き布団のタイプ

  • 綿わたの敷き布団
  • 羊毛敷き布団
  • 羊毛混固わた敷き布団

敷き布団用の快適に使えるシーツを選ぶ

ここでは、敷き布団用の、快適にお使いいただけるシーツをご紹介します。お使いの敷き布団や、使い勝手の好みに合わせてお選びください。

ワンタッチシーツ、ラップシーツ、フィットシーツ

ベッドのボックスシーツのように、裏にゴムが入って、簡単に装着していただける敷き布団用のワンタッチシーツです。

敷布団用 ワンタッチシーツ シングル 100×210cmの敷布団用

敷布団用 ワンタッチシーツ シングル 100×210cmの敷布団用

マチ付きワンタッチシーツ

ムアツふとん、西川エアー、健康マットレス、厚みが8-9cm程度の敷き布団にお使いいただける、マチ付きワンタッチシーツです。

ムアツふとん、西川エアー01に最適 マチ付きワンタッチシーツ シングルサイズ

ムアツふとん、西川エアー01に最適 マチ付きワンタッチシーツ シングルサイズ

ムアツふとん、西川エアー01に最適 マチ付きワンタッチシーツ シングルサイズ

フラットシーツ

昔ながらの、一枚の布タイプの、シーツです。

敷き布団用 平織り フラットシーツ

敷き布団用 平織り フラットシーツ

敷き布団用 平織り フラットシーツ

敷き布団カバー

敷き布団を、すっぽいり入れてお使いいただく、袋状の敷き布団カバーです。

日本製 敷布団カバー シングル

日本製 敷布団カバー シングル

以上です。

シーツは、種類や名称が多く、適した敷き寝具によっても、呼び名が異なることもあるため、お選びになるのに迷ってしまうこともあるようです。上の記事が、あなたに合ったタイプのシーツをお選びなるのにお役立ていただければ幸いです。

ワンタッチシーツとボックスシーツの違いや、ベッドパッドと敷きパッドの違いと使い方も、寝具選びのご参考になるかと思います。どうぞご覧くださいませ。

ベビーベッドにマットレスは必要ですか?

ベビー用寝具を準備されているお客さまから、「ベビーベッドにマットレスは必要ですか?」といった質問を頂戴します。ベビーベッドは、大人のベッドと異なり、マットレスがなく、ベッドのみで販売されているため、疑問に思うことがあるようです。ここでは、ベビーベッドの上に敷く寝具と、敷く順番についてお伝えします。

目次

ベビーベッドの上にマットレスは必要ですか?

ベビーベッドには、マットレスは必要ありません。ベビーベッドの上には、赤ちゃん用の敷き布団を直接敷いて使います。

ベビーベッドの上に敷く、敷き布団は、普通の綿のわたの敷き布団ではなく、ベビー用の固わた敷き布団がおすすめです。ベビー固わた敷き布団は、普通の敷き布団より、固めで、赤ちゃんが眠るのに適した敷き布団です。

ベビー用固わた敷き布団をおすすめする理由は、生まれたばかりの赤ちゃんは、骨が軟らかく、未発達なため、適度な硬さのある敷き布団が必要だからです。ベビー用の固わた敷き布団は、大人の敷き布団よりずっと固いため、驚かれる方もいらっしゃいますが、この硬さが、赤ちゃんには、適しています。

ベビーベッドに敷く適したベビー用敷き寝具とは

ベビーベッドにマットレスは必要ですか?ベビー用寝具の敷き方

ベビーベッドにマットレスは必要ですか?ベビー用寝具の敷き方

ベビー用固わた敷き布団とは、中わたに固わたと呼ばれる、ポリエステルなどの素材を圧縮させ、厚みを均一にしたブロックタイプのわたが使われた敷き布団のことです。通常の敷き布団のような、ふわふわとした弾力性はなく、適度な硬さがあるのが特徴です。

サイズは、ベビーベッドにぴったり入れられるサイズに作られています。スタンダードサイズのベビーベッド用は、70 x 120 cm、ミニサイズベビーベッド用は、60 x 90 cm になります。ミニサイズの販売は限られているため、ベッドサイズをお選びの際は、スペース優先か、手に入れやすさを優先にするか、ちょっと注意が必要です。

厚みはメーカーにより異なりますが、通常、5-6cmの厚みがあり、2つに折りたためるタイプが多く販売されています。手洗いも可能な敷き布団です。

一般的な、ベビー用固わた敷き布団のほかに、健康敷き布団、例えば、ムアツふとんなどの、赤ちゃん用も販売されています。ムアツ布団は、毛細血管をつぶさず、体圧分散機能により、重みをバランスよく支えますので、赤ちゃんの体の成長のためにおすすめのお布団です。

そのほか、通気性や耐久性に優れたベビー用固わた敷き布団や、赤ちゃんの体や成長、質の良い睡眠のために考えられた敷き布団も販売されていますので、吟味して、選びましょう。

ベビー用寝具の敷く順番

下記が、赤ちゃん用寝具の敷く順番です。下から順に、

  1. ベビーベッド
  2. 湿気取りシート
  3. ベビー用固わた敷き布団
  4. ベビー用防水シーツ
  5. ベビー用キルティングパッド
  6. ベビー用シーツ
  7. タオルケット、綿毛布
  8. 掛け布団

になります。詳しく説明していきます。

ベビーベッドの上には、直接、ベビー用固わた敷き布団をのせて使います。ただ、湿気対策を万全にするには、ベビーサイズの布団用湿気取りシートを、固わた敷き布団の下に敷くことを、強くおすすめします。カビやダニの発生も防げますので、清潔にお使いいただけ安心です。

敷き布団の上には、防水シーツ、その上に、赤ちゃん用のキルティングパッドをのせます。

そして、ベビー用ラップシーツで、敷き布団からキルティングパッドまでを、上から一緒にくるっと包みます。シーツの上に、ガーゼなどのバスタオルなどを敷いていただくのもおすすめです。汗を吸ったバスタオルだけ、さっとはずして、すぐにお洗濯ができるからです。ラップシーツを洗濯するより、ちょっと手間が省けます。

赤ちゃんは、汗がとても多いので、ベビー用寝具は、洗濯を頻繁にして、清潔に保っていただくことがとても大切です。

赤ちゃんの場合、防水シーツは、おねしょ用ではなく、汗を敷き布団にしみ通さないために使います。キルティングパッドは、汗を吸湿するために必要なものです。

掛け布団は、羽毛布団や、洗えるホコリの出ない清潔タイプの掛け布団などがおすすめです。

肌にやさしい素材にこだわったタオルケットや、綿毛布をご用意いただくと、季節に合わせて、赤ちゃんの睡眠環境を適温に保つことが可能です。おくるみがわりにもなりますので、1枚用意してあると便利です。
 
 
以上です。

ベビーベッドの上に敷く寝具の敷き方についてお伝えしました。

赤ちゃんの睡眠時間は、新生児から3カ月までは、18~22時間、6か月では、15時間程度、1歳で、13時間程度です。赤ちゃんは、1日の多くの時間を睡眠に時間に費やして、すくすくと成長します。ぜひ、赤ちゃんにも快適な睡眠環境を整えましょう。

二人暮らしのための二人用ベッドのサイズの選び方

二人暮らしのための二人用ベッドのサイズの選び方

二人暮らしのための二人用ベッドのサイズの選び方

お二人暮らしを始めるお客さまから、「二人用のベッドは、どんなサイズのベッドがおすすめですか?」と、質問を頂戴します。大きいベッドを1台にするか、1人用を2台にした方がいいのか、どんなサイズを選んだらよいのか、を迷われている場合が多いようです。ここでは、二人用ベッドサイズの種類、と、二人用のベッドサイズの選び方をお伝えします。後半の選び方では、快適に眠れるベッドサイズ、ベッド用寝具の揃えやすさ、生活スタイルによる使い勝手の3点に分けて、詳しくお伝えしています。

目次

二人用ベッドサイズの種類

お二人で1台のベッドで眠るベッド選びでは、ベッドの大きさと、一人当たり、どのぐらいの巾が使えるのか、が気になるところです。

二人用ベッドには、

  • 二人用として市販されているベッドを1台用意するパターン
  • 一人用ベッドを2台並べて(連ねて)1枚のシーツでくるみ、大きいベッド1台として使うパターン

の、2つのパターンがあります。

それぞれの、ベッドの大きさと、一人当たりの巾をお伝えします。

市販されている二人寝用のベッドサイズ

ベッドサイズ名ベッドサイズ(cm)一人当たりの幅
ダブル140 x 20070cm
ワイドダブル150~155 x 20075-78cm
クイーン160 x 20080cm
ワイドクイーン170 x 20085cm
キング180 x 20090cm

一人用ベッドを2台のベッドを並べて使う場合のベッドサイズ

ベッドサイズ名ベッドサイズ(cm)一人当たりの幅
シングル2台200 x 200100cm
シングル + セミダブル220 x 200110cm
セミダブル2台240 x 200120cm

一人用ベッド2台を並べる場合、ベッドの木枠(ベッドのヘッドボード、足元)のデザインを慎重に選ぶことも大切です。画像のように、2台並べると中間に隙間が生じてしまうベッドのヘッドボードもあります。

1人用ベッドを2台並べて使う場合、ヘッドボードの横に出っ張りがあると隙間が生じます。

1人用ベッドを2台並べて使う場合、ヘッドボードの横に出っ張りがあると隙間が生じます。

ベッドを2台並べて1枚のシーツでくるんで大きいベッドにする場合、ヘッドボードのサイドはフラットだと隙間なく並べられます。

ベッドを2台並べて1枚のシーツでくるんで大きいベッドにする場合、ヘッドボードのサイドはフラットだと隙間なく並べられます。

また、引き出し付きベッドは、向きによっては、引き出しが使えなくなる場合があります。ベッドを2台並べて使うことが前提の場合は、ベッド本体のデザイン、特にヘッドボード、フットボードのデザインを、吟味してお選びください。

二人用ベッドサイズの選び方

ここからは、二人用のベッドサイズの選び方を、

  • ベッドサイズ
  • ボックスシーツなどのベッド用寝具の揃えやすさ
  • 生活パターンによる使い勝手

の観点からお伝えします。

ベッドサイズから選ぶ

二人用ベッドでは、ダブルベッドサイズ 140 x 200 が、おふたりで眠る場合の一番小さなサイズとなります。1人当たり、70cmの幅になります。これより狭くなると、毎日の快眠のためには、心地よくお休みいただけません。

もし、寝室のスペースに余裕があれば、ダブルサイズより幅の広い、ワイドダブル以上のサイズ(具体的には、ワイドダブル 150cm幅、クイーン 160cm幅、ワイドクイーン 170cm幅、キングサイズ 180cm幅、ワイドキング 200cm幅 など)をお選びいただくと、ゆったりと快適にお休みいただます。

寝室にベッドを設置する際は、ベッドの周りにスペースが必要です。ベッドの周りの必要スペース(ベッドから壁までに必要なスペース)を、両端にそれぞれ60cm 程度おとりください。ベッドの一方を壁につける場合は、足元の必要スペースを、50cm 程度おとりください。

寝室の大きさをふまえて、快眠できるベッドサイズ、そして、昼間の動きやすさ、寝室の掃除のしやすさなども考慮に入れて、ベッドサイズをお選びくださいませ。

ベッド用寝具の揃えやすさから選ぶ

大きいベッドになるとボックスシーツ、ベッドパッド、掛け布団など、ベッド生活に必要な寝具の販売数や種類が限られてきます。

二人用ベッドのサイズによるベッド用寝具の揃えやすさは次の順番になります。

  1. ダブルサイズ:ダブルサイズのベッド用寝具は、二人用ベッドの中では、一番手に入りやすく、また、種類も豊富です。
  2. クイーンサイズ: 160cm幅のクイーンサイズは、既製品として製造されており、ダブルサイズに比べますと、種類は少なくなりますが、手に入れやすいサイズです。
  3. キングサイズ: 180cm幅のキングサイズは、受注生産などで、大手の寝具メーカーさまも製造しており、納期に余裕をみていただければ、手に入れることが可能なサイズです。専門店などでは、独自で商品を製造し、すぐに届けられる既製商品として販売されているところもございます。
  4. ワイドダブル: 150,155cm幅のワイドダブルは、以前は比較的手に入れやすかったサイズですが、年々、製造が減っているサイズで、手に入れにくくなってきています。種類も減っています。
  5. ワイドクイーン: 170cm幅のワイドクイーンは、大手寝具メーカーさまでは、製造がないサイズになります。ベッドを販売されているメーカーさまが、そのベッド用にベッド用寝具を製造販売されているサイズです。また、専門店が、独自で商品を作り販売されていたり、海外からの輸入品を販売されたりしています。

市販されている二人用ベッドサイズは上記のとおりです。

1人用ベッドを2台並べて1台としてお使いになる場合で、寝具はそれぞれシングルサイズ、セミダブルサイズをお使いの場合は、種類も価格帯も豊富になります。寝具は、選びやすくなります。

ベッドを2台並べて、1枚のシーツでくるみ、大きいサイズのベッドとして使う場合の、寝具のそろえやすさは、次のとおりです。

ベッドサイズとベッド用寝具のサイズ対応表もご参考にしなさってください。

おふたりが、それぞれ別々のベッド、シングル、セミダブルにお休みの場合は、先に述べましたとおり、種類も価格帯も豊富なため、ベッド用寝具選びに苦労されることはありません。

ベッド本体とベッドマットレスは、一度お求めになると長年使えますが、ボックスシーツをはじめとするベッド用寝具は、消耗品ですので、必ず買い替えする時期がやってきます。その際の寝具のそろえやすさも、考慮に入れて、ベッドサイズをお選びくださいませ。

生活パターンによる使い勝手から選ぶ

おふたりの生活パターンによっては、二人用の大きいサイズの1台のベッドより、お一人お一人が、それぞれのマットレスを使得る、セパレートタイプのベッドやシングルを2つ並べて大きいベッドとして使う方が、良い場合があります。

具体的には、

  • おふたりの就寝時間、起床時間が極端に違う生活パターン
  • どちらかが、寝相が悪い、寝言、いびきなどがある場合
  • ご家族が増えて、寝室の使い方が変わることが予想される場合

などです。

おふたりの就寝時間や起床時間が極端に違う場合、例えば、ダブルサイズですと、ベッドの揺れや、掛け布団の動きなどが快眠の妨げになることもあります。

毎日の生活になりますので、最初は、小さなことだと思っていたことが、後々、気に障ったり、睡眠状態に問題が生じて生活に支障を及ぼしたりといったことが起こり得ます。

寝相が悪かったり、寝言、いびき、がある場合も同様です。

生活パターンや睡眠中の癖などにより、おふたりの睡眠に支障が生じることが予想される場合は、二人用のベッドでも、ベッドマットレスがセパレートタイプのクイーンサイズやキングサイズをお選びになるか、もしくは、1人用ベッドを2台用意されてお休みになることをおすすめします。

セパレートタイプのベッドとは、ベッド本体は、クイーンサイズ、キングサイズですが、その上にのせるベッドマットレスが、2つに分かれている(クイーンサイズは、 80cm 幅が2台セット、キングサイズは、90cm幅が2台セット)ベッドのことです。こちらですと、ベッドの揺れにより、相手の方の睡眠を邪魔してしまう可能性が軽減されます。

また、ふたり暮らしから始まり、年数を経て、ご家族が増えることもございます。お子さまと3人で眠ることになったり、お子さまとお母さまが一緒に寝て、お父さまは一人で別の部屋で眠る、ということになったり、もあるでしょう。家族が増えることで、寝室の使い方が変わってくることもあります。

その点を考慮しますと、1人用ベッドを2台用意し、始めは2台並べて1枚の大きいシーツでくるみ、大きいベッド1台として使い、その後、2台別々に使うパターンは大変使い勝手が良いです。人生の流れに応じて、いつでも快適にお休みいただけます。
 

2台のベッドをならべて、大きな2人用ベッドとして使うための、おすすめアイテム

ここからは、2台のベッドを並べて、大きいベッドとして、快適に使うための、おすすめのアイテムをご案内します。お役立てください。

2台のベッドを1枚でくるめる、ボックスシーツ

2台のベッドを並べて、1枚のシーツでくるんで使いたい、というご要望にお応えする、ボックスシーツです。ゆったりしたベッドで、心地よい睡眠をお楽しみいただけます。

  • シングル2台を並べて使うサイズ
  • シングルとセミダブルを並べて使うサイズ
  • セミダブル2台を並べるサイズ

がございます。

下記どうぞお選びください。

2台のベッドを並べた時の隙間対策用アイテム

2台のベッドを並べて使う方におすすめのベッドパッド

ワイドキングのベッドには、キングサイズのベッドパッドをおすすめいたしております。

200×200サイズのベッドパッド

シングル2台200cm巾までしっかりかぶせるベッドパッドをお探しの方に。

  • 200cm巾 シングル2台用のベッドパッド
    200cm巾 シングル2台用のベッドパッド

    200cm巾 シングル2台用のベッドパッド

    以上が、二人用ベッドの選ぶ際のポイント、選び方のコツです。

    ベッドは、長年使い、高価でもあり、また、人生の3分の1の睡眠時間を過ごし、健康を支える寝具です。じっくりと長い目で選ぶことが大切です。どうぞ、お2人が共に質の良い睡眠を楽しめて、健康で仲良く暮らせる、ベッドサイズをお選びください。

掛け布団カバーの紐って何?図解 布団のずれ防止紐の使い方

「掛け布団カバーの内側の四隅についている紐は、どのように使うのですか?」と、ご質問を頂戴します。掛け布団カバーの内側に縫い付けられた紐とは、掛け布団カバーと掛け布団を結束させて、掛け布団が、カバーの中で、ずれないように(泳がない)するための、ずれ防止の紐のことです。ここでは、掛け布団カバーの内側についている紐の使い方をお伝えします。

掛け布団カバーの紐って何?図解 布団のずれ防止紐の使い方

掛け布団カバーの紐って何?図解 布団のずれ防止紐の使い方

目次

掛け布団カバーの内側についてる紐とは

掛け布団カバーのずれ防止の紐 スナップタイプ

掛け布団カバーのずれ防止の紐 スナップタイプ

掛け布団カバーの内側についてる紐、とお伝えしているのは、画像のような、2本の短い紐のことです。

この2本が1セットになって、4つの角、上下の中央2か所、両サイドの中央の2か所の、合計6か所、ないしは、8か所に縫い付けられています。

以前は、少し長めの紐で、手で結ぶスタイルでしたが、昨今は、画像のように、紐に小さなスナップボタンがついていて、ボタンで留めるタイプが多くなってきました。

掛け布団カバーの内側の紐の使い方

使い方は、この紐を、掛け布団の四隅、上下の中央、両サイドの中央に縫い付けられている、小さなループに通して、スナップボタンで留めて使います。

掛け布団の4つ角と、上下、両サイドの中央にループが縫い付けられています

(画像 2-A) 掛け布団の四隅についたループ

(画像 2-A) 掛け布団の四隅についたループ

 
(画像 2-B) 掛け布団の四隅についたループ

(画像 2-B) 掛け布団の四隅についたループ

ループは、布団の角に飛び出るように縫い付けられていたり(画像2-A)、デュエットタイプ(2枚合わせの羽毛布団、2枚合わせの洗える掛け布団)の掛け布団などは、角の内側に縫い付けられていたりします。(画像2-B)

布団により、ループが4か所のみだったり、6か所、8か所についていたりしますので、掛け布団のループの位置と、掛け布団カバーの紐の位置が合うところを留めていってください。

掛け布団カバーの紐は、掛け布団のループに通します

紐をループに通します。

紐をループに通します。

 

紐をループに通します。

紐をループに通します。

紐をループに通します。

 

紐についたスナップボタンを留めて、カバーと布団を結束します

スナップボタンを留めて、カバーと布団を結束します。

スナップボタンを留めて、カバーと布団を結束します。

 

スナップボタンを留めて、カバーと布団を結束します。これで、掛け布団が、カバーの中でずれたり、泳いだりしないで、朝まで快適に、心地よく掛け布団を掛けてお休みいただけます。

スナップボタンを留めて、カバーと布団を結束します。

スナップボタンを留めて、カバーと布団を結束します。

 

2枚合わせの掛けふとんの場合

2枚合わせの掛け布団をは、2枚のループそれぞれ一緒に通します。

2枚合わせの掛け布団をは、2枚のループそれぞれ一緒に通します。

 

2枚合わせの羽毛布団、2枚合わせの洗える掛け布団で、2枚一緒に使うときは、薄い掛け布団と、厚い掛け布団の両方のループに、ひもを通してスナップボタンで留めて使ってください。2枚が外れることなく、2枚共が掛け布団カバーにしっかり結束されて、ずれることなく快適にお使いいただけます。

掛け布団カバーのずれ防止の紐があると、多少、掛け布団と掛け布団カバーのサイズが異なっていても、カバーがずれることなく見た目もすっきり、掛け心地も快適にお使いいただけます。

簡単な掛け布団カバーの掛け方

掛け布団に、掛け布団カバーをかける簡単な方法は、裏返しにした掛け布団カバーを、掛け布団の上にのせ、四つ角のずれ防止の紐のスナップを留めた後に、掛け布団カバーをひっくり返します(表にしていただく)。こうすると面倒なく、簡単にカバーをかけていただけます。

また、カバーに入れた後に、カバーの中で布団がきれいに広がるようになじませる作業をひと手間加えると、見た目もきれいに、掛け布団カバーをかけていただけます。
 
 

以上です。

掛け布団カバーについている、ずれ防止紐の使い方についてお伝えしました。ひもを止めるのは、面倒ということもありますが、四隅の4か所だけ止めるだけでいいので、留めてみてください。4か所だけでも、ほぼ、掛け布団が、カバーの中で泳いだりずれたりしません。

スナップタイプのずれ防止ひもの掛け布団カバー

スナップタイプのずれ防止ひもの掛け布団カバー

スポーツ選手の親御さまにお伝えしているおすすめの寝具

スポーツ選手をお子さまに持つ親御さまから、「子供が選手として、練習の毎日という寮生活をしていて、身体の事を考えた寝具を持たせたいと思っているが、どんな寝具を持たせたらよいですか?」といった質問を頂戴します。ご家族から離れ、スポーツのために寮生活をしてらっしゃるお子さまの親御さま方で、健康管理とパフォーマンス向上のために、睡眠の質が大切なことを重々承知の方々です。ここでは、どんな寝具を選べばいいか、お答えしている内容を、ご紹介します。

寮生活をするスポーツ選手が、質の良い睡眠をとるための寝具の条件

ここでのスポーツ選手とは、若い10代から20代で、トップアスリート、もしくは、トップアスリートを目指していて、寮生活をされている方々のことです。寮生活をしていなければ、親御さんやご家族が、寝具の湿気対策や衛生管理などのサポートをすることが可能ですが、寮生活の場合、それがありません。かといって、練習や学業などで時間を費やしている中で、ご本人方が、寝具の管理に気を配るには限度があります。

寮生活をするアスリートの方が、質の良い睡眠をとるための寝具の必要条件は下記になります。

  1. 身体の疲労回復が可能な寝具
  2. 体に負担がかからない寝具
  3. 睡眠中の生理的な体温の低下、発汗量の増加に対応した寝具
  4. 手入れをしなくても、衛生的に使える寝具
  5. 干さなくても、湿気対策を気にする必要がない寝具

条件を満たす、おすすめしている寝具

ご相談をお寄せくださる親御さま方には、前に述べた条件を満たす、次の寝具をご案内しています。

  • ムアツ、整圧、エアーに代表される表面が凹凸になった快眠マットレス
  • 布団用湿気取りシート
  • 羽毛布団もしくは、ホコリの出ない化繊わたの掛け布団
  • ご自身の好みや身体に合った枕
  • お好みのタオルケット類
  • 手入れが簡単なお好みのカバー、シーツ類

です。

それぞれについて、おすすめしている理由をお伝えします。

睡眠の質を左右するマットレス

睡眠の質を一番に左右する寝具は、敷き寝具です。敷き寝具とは、ベッドマットレス、マットレス、敷き布団などの、寝ている体を支える寝具のことです。敷き寝具選びが、快眠、良質な睡眠のためには、とても大切です。

寮生活の場合、畳ベッドや一般的なコイルのベッド(ベッドマットレスが快眠を考えられた高品質であることは稀です。)でしょう。その環境で使えて、良質な睡眠を得られる敷き寝具が、快眠のために作られている、表面が凹凸の形状の健康マットレスです。

具体的には、ムアツ、整圧、エアーなどの、マットレスの表面が凹凸になっている健康マットレスです。

おすすめしている理由は、表面が凹凸の形状のマットレスがもたらす効果が、先にお伝えした、5つの条件をすべて満たしているからです。

表面が凹凸の形状のマットレスがもたらす効果は、次の3点です。

血流、リンパの流れを妨げない

ムアツ、整圧、エアーに代表される表面が凹凸になった寝具は、その形状により、身体がマットレスに密着していません。そのため、背中の毛細血管がつぶれたり、圧迫を与えないため、血流やリンパの流れを妨げないのです。血流、リンパの流れがスムーズに流れると、疲労回復もしっかり可能になります。

これにより、満たされる条件は、先の

1.身体の疲労回復が可能な寝具
2.体に負担がかからない寝具

になります。
 

寝がえりを打つ回数が減る

体が密着し、さらには、腰が沈んでしまうような敷き布団やマットレスに眠ると、寝がえりを一晩のうちに、50~60回もしてしまうということが伝えらています。寝返りを打つことで、身体の圧迫を回避しているわけですが、一方、内臓にも負担が掛かり、熟睡を妨げていることにもなります。

凹凸形状のマットレス、具体的には、ムアツふとんの場合、寝返りの回数が、15~30回とメーカーの検証結果が出ています。寝返りのたびに起こる内臓への負担が減少されます。また、寝返りの回数の減少により、仰向けに寝ている睡眠時間が、一晩の睡眠時間の60%となり、熟睡の時間が増えることにつながります。(寝がえりを50-60回繰り返す場合は、仰向けで寝ている睡眠時間は、一晩の睡眠時間の15%)

寝返りを打つことは、快適な睡眠のために必要ともいわれていますが、身体に圧迫がなく、暑さや発汗などの不快さを身体が感じなければ、寝返りを打つ必要性がないわけです。寝返りを打つ必要性を、最小限にしたのが、ムアツ、整圧、エアなどの凹凸形状のマットレスということになります。

これにより、満たされる条件は、先の

1.身体の疲労回復が可能な寝具
2.体に負担がかからない寝具
3.睡眠中の生理的な体温の低下、発汗量の増加に対応した寝具

になります。
 

湿気がこもらない、蒸れない

ムアツ、整圧、エアーに代表される表面が凹凸になった寝具は、上質なポリウレタンフォームで、凹凸形状になっているため、湿気をマットレスの中にこもらせません。一般的な敷き布団は、綿わた、ウールわたなどが使われ、吸湿性は優れていても、放湿機能がない、もしくは、限られているために、どうして湿気が寝具の中にこもってしまいます。

湿気のこもった敷き布団は、干したり、ふとん乾燥機を使い、湿気を発散させる必要があります。湿気がこもった寝具で眠ると、発汗性がさらに高まり不快さを感じたり、湿気が冷たくなり身体を冷やしたりして、熟睡の妨げになります。また、カビ、ダニなどが発生する原因となり、不衛生になるからです。

湿気がこもらないマットレスにより、満たされる条件は、先の

3.睡眠中の生理的な体温の低下、発汗量の増加に対応した寝具
4.手入れをしなくても、衛生的に使える寝具
5.干さなくても、湿気対策を気にする必要がない寝具

になります。
 
表面が凹凸状のムアツ、整圧、エアーなどの健康マットレスは、上記のほかにも、ホコリがたたない、ダニを寄せ付けないですとか、寝姿勢を正しく保つなどの、快眠のために良い条件もございます。

寝具用湿気取りシート

寝具の手入れに掛ける時間は、ほぼ無い条件での生活をしてらっしゃることでしょう。手間をかけずに、寝具の気対策ができるのが、寝具用湿気取りシートになります。

凹凸形状の快眠マットレスの下に敷いて使います。敷くだけで、湿気を吸い取りますので、マットレスの下の畳やベッドマットレス、または、フローリングがかびたり、湿気により傷んだりすることがありません。

これにより、満たされる条件は、先の

4.手入れをしなくても、衛生的に使える寝具
5.干さなくても、湿気対策を気にする必要がない寝具

になります。
 

羽毛布団もしくは、ホコリの出ない化繊わたの掛け布団

掛け布団は、軽くて保温性の高いものが、体に負担がかからず、熟睡を可能にします。上質な羽毛布団、もしくは、ホコリの出ない化繊わたの掛け布団が、その条件を満たします。いずれも、寝具の手入れが必要ありませんので、掛け布団には最適です。

これにより、満たされる条件は、先の

3.睡眠中の生理的な体温の低下、発汗量の増加に対応した寝具
4.手入れをしなくても、衛生的に使える寝具
5.干さなくても、湿気対策を気にする必要がない寝具

になります。
 

ご自身の好みや身体に合った枕

最適な枕は、個人差が大変ありますので、必ず、お子さまご自身で選んでいただくことをおすすめしています。好みの固さ、身体に合った高さの枕は、睡眠の質に影響します。枕の固さの好み、首、背中の形状による適した高さは、ご本人が実際に試さないと選べません。お忙しいアスリート生活と思いますが、気に入った枕、適した枕をご自身で選んで、持たせてあげてください。

条件としては、高さ調節が、ご自身で可能なものをお選びになることもおすすめしています。体調、季節によって、枕の適した高さが変わることは多くあり、簡単に高さ調整をご自分でできることが、快眠につながるからです。

これにより、満たされる条件は、先の

1.身体の疲労回復が可能な寝具
2.体に負担がかからない寝具

になります。
 

タオルケット、カバー、シーツ類

補助寝具となる、タオルケットは、好みの素材や掛け心地でお選びください。カバーシーツ類は、好みの肌ざわりはもとより、お手入れのしやすいもの、乾きやすい素材をお選びになることをおすすめしています。

肌に実際に触れるものになりますので、好みの素材で選ぶのが、心地よく眠ることにもつながります。

以上が、スポーツ選手をお子さまに持つ親御さまへお伝えしている、寮生活で質の良い睡眠ができる寝具のご回答になります。

自信を持って、今回ご紹介しているのは、実際の事例と、アスリートの親御さまとの会話の経緯があるからでございます。私どものお客さまのご子息さま方で、上記の寝具を、ジュニア時代や学生時代の寮生活で使って、先だってのリオオリンピックに出場、入賞した選手の方がいらっしゃったのも事実です。

ご相談をお受けして、色々お話をして、その結果、何をお選びになるかは、親御さまです。事例の中でも、すべてのお客さま方が、上記をお選びになっているわけではありません。この記事が、親御さま、もしくは、アスリートのお子さまご本人にとって、本当に快眠できる健康寝具を、じっくり納得してお選びできるご参考になれば幸いでございます。

寝具によって、睡眠の質は、確実に変わります。スポーツ選手、アスリートの皆さまが、寝具のプロに相談することで、寝具を選ぶという負担がなくなり、パフォーマンス向上に集中していただければと願っています。

マルチカバーをベッドカバーに使う場合のサイズの選び方

マルチカバーをベッドカバーに使う場合のサイズの選び方

マルチカバーをベッドカバーに使う場合のサイズの選び方

「マルチカバーをベッドカバーとして使いたいのですが、どんなサイズを選べばいいですか?」と、ご質問を頂戴します。ベッドカバー(ベッドスプレッド)として販売されている商品は、品数、色、柄の選択肢が限られておりますため、おしゃれな商品が多いマルチカバーをベッドカバーとしてお使いになる方が多いようです。ここでは、マルチカバーをベッドカバーに使う際のサイズの選び方をお伝えします。ベッドサイズ別のベッドカバーのサイズ早見表もご用意しました。お役立てください。

目次

マルチカバーをベッドカバーに使う際のサイズの選びの手順

マルチカバーを、ベッドカバーとして使う場合の、サイズの選び方をお伝えします。次の手順で、必要サイズを把握し、サイズのあったマルチカバーを選びましょう。

  1. まずは、お使いのベッドサイズから、必要なベッドカバーサイズを決めます。
  2. 次に、そのサイズに合ったマルチカバーを探すか、お気に入りのマルチカバーがベッドサイズに合うかを確認します。

それぞれの手順を、順を追って詳しくご案内します。

1.ベッドのサイズから、最適なベッドカバーサイズを決める

最適なベッドカバーサイズの目安は、

  • 幅:ベッド幅 + 80cm
  • 丈: 【枕をくるんと包む場合】ベッド丈 + 60cm
  • 丈:【枕をくるまず、上にのせる場合】ベッド丈 + 40cm

です。

丈は、ホテルのベッドメイキングのように、枕の部分をマルチカバーでくるむか、くるまずに上にのせるだけにするかで、必要丈が 20cm 違ってきます。

幅は、掛け布団の幅より大きいサイズが必要です。掛け布団が見えてしまうからです。最低でも、掛け布団の幅より10cm 広いサイズのマルチカバーを探すようにします。

2.気に入ったマルチカバーが、ベッドサイズに合うかの確認する

マルチカバーは、サイズが豊富で、商品により寸法が様々です。必要最低幅と、必要最低丈がわかれば、それ以上のサイズのマルチカバーをお求めいただければ、あなたのベッドサイズにちょうど良いサイズのベッドカバーとしてご利用いただけます。

下記、ベッドサイズ別に、マルチカバーをベッドカバーとして使う際の理想サイズ、必要最低幅、必要最低丈を表にしました。お好みのおしゃれなマルチカバーで下記表のサイズに近いものを、選びましょう。

ベッドのサイズ別、ベッドカバーの理想サイズと必要サイズ早見表

ベッドサイズ名ベッドサイズ
(cm)
マルチカバーサイズ
理想サイズ
(cm)
必要最低幅
(cm)
必要最低丈
(cm)
シングル100×200180×260160240
セミダブル120×200200×260185240
ダブル140×200220×260200240
ワイドダブル150×200230×260200 – 220 *240
クイーン160×200240×260220240
ワイドクイーン170×200250×260220 – 240 **240
キング180×200260×260240240
ワイドキング200×200280×260240240

* ワイドダブルベッドで、ダブルサイズの掛け布団をお使いの場合の最低必要幅は、200cm、クイーンサイズの掛け布団をお使いの場合の必要幅は、220cmとなります。

** ワイドクイーンベッドで、クイーンサイズの掛け布団をお使いの場合の最低必要幅は、220cm、キングサイズの掛け布団をお使いの場合の必要幅は、240cmとなります。

以上、マルチカバーをベッドカバーとして使う際の、サイズの選び方をお伝えしました。

柄やサイズが豊富な、マルチカバーで、あなたの寝室を、素敵なプライベート空間にして、リラックスタイムを満喫しましょう。